B.会社で比較的多い相談

5. 事業用の土地・建物の購入

(1) 買うか借りるかの判断
 
社長さんが引退する頃までの、家賃や地代を払う合計と借金返済の合計並びにその引退時期頃の借金残高と土地・建物の見積もり時価を計算します。
(税負担も考慮して、その年数分の合計仕訳からB/S等を作成します。)
収入や利益アップ等の効果 を検討します。
万一、現在の収入がどのぐらい減少しても借金返済は大丈夫かを計算します。
資産価値と利用価値のどちらを優先すべきかを検討します。
(店舗は将来の近隣状況の予測、事務所の広さ、工場の生産性、倉庫の利便性など)
後継者が可能かどうかを考えます。
社長さんなどの幸せ感や満足感からの事業上への効果 は

(2) 会社か個人所有かの判断
 
将来の相続税を考える社長さんは、会社所有を考え併せて持株の贈与を検討していきます。
会社の資金繰りや自己資本比率を重視していきたい場合は、社長さん個人の所有がよいでしょう。
(会社の総資産は増えず、資金繰りを考慮した家賃等の設定)
会社の担保力や節税を優先する場合は、会社所有となります。

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