【A.会社と個人事業での共通 相談
 

1. デフレ時代の商売の考え方はどうするの?

(1)

デフレの時代の物とお金〜 (この時代は物よりお金が強い 傾向です。)

たくさんの物(固定資産など)を持ち抱えては、競争の激しいデフレ時代にスピ−ディ−な走りは難しいでしょう。  
(インフレの時代は土地や商・製品などが値上がりしましたので、お金を持っていてもお金の価値は下がり、お金より物が強い 傾向でした。今はその逆方向を向いています。)
 

(2) デフレ時代の借金は〜 必要最低限度に(先ず賃借の考えから)

お店の展開などでは腰が軽い方が良い場合が多いですね。  例えば、土地を買いお店を建てた後、数年間で店周辺が変わったり同業者が多くなって 激戦となった場合に、不動産を取得した場合より建物を賃借した方が場所も変え易い。 (中古の店を賃借してリニューアルすること等で、必要最低限の投資に)
 

収入を生む土地・建物では、収益性の高い・普通・低いを検討します。

事務所などの労働環境の整備は必要最低限に

(インフレ時代の借金は、土地や商・製品などの値上がりがありましたので、値上がり益や 売上増加により借金が徐々に軽くなっていきました。今はその逆方向を向いています。)

 

(3) 貸借対照表はなるべく軽い財務体質に変化させます。

有形固定資産などを軽くし総資産を少しでも圧縮します。
自己資本比率=
資本金 + 累積利益

総 資 産
技術・企画ノウハウ や ハウツーといった資産は 、増やす努力をします。

 * 重いモノは「持たざる経営」とも言われ、値下がりリスクのある土地や
  建物は、現在所有する必要があるのかどうか検討します。

 * また、支払家賃等と所有による借金返済など長期間の試算をして、
  所有する場合は、売れる確率や賃貸収入が得やすい土地・建物を
  取得します。   (損得よりも幸せ感の所有などは除きます)

 * また、機械や車などは買った場合と多少不便でも借りた場合とでは
  損益面からどちらが得か計算しましょう。


見出し項目へ