9. 社長さんが自分でできる、会社の節税対策

 節税の基本的な考え方としては、
1. 節税で会社の資金繰りを悪くしないで 、
2. 将来の成長発展につながる支出をし 、
3. そして納税資金に困らない事が、「真の節税」かと思います。


(A). 先ずはお金が出ないことから〜

(1) 貸倒損失などの経費計上
債務免除通知書

1) 回収不可能な売掛金、貸付金等は経費処理を検討します。
2) 1)の前段階では、要件により債権の50%の個別 ・貸倒引当金の経費計上を検討します。


(2)

売れ筋在庫へ

価値の低下した在庫等の処分を検討します。

(3)

除却損や売却損という経費処理

1) 使用しない機械、車輌及び備品等の除却(有姿除却)又は売却を検討します。
2) 消費税で簡易課税を選択している場合は、固定資産・繰延資産の取得では税抜き処理により消費税を経費処理します。(収益に係る取引は税抜き処理)


(4)

未払いでも経費処理

一般の経費や給料などの締め後分は未払いでも経費計上ができます。
例えば、20日締めは21日〜末日までの経費、25日締めは26日〜末日までの経費

仕掛工事等に該当する場合は、経費処理できません。)

(5)

決算期変更の効果は?

忙しい時期などを避ける為に、当期の決算を期中で変更した場合その結果として当期の月数は短くなりますが、その効果の有無は?

(6)

信用不安の解決の為に

グループ内の赤字会社の再建のために、自社がやらなければならない取引条件などを見直します。

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