*生保コラム

2.生命保険料の節約 (資金繰りの見直しが必要な方へ)

(節約のポイント)
  ポイント1  デフレ下における低金利時代では、生命保険の予定利率も 1%前後(掛金のうち保障部分等を除いた貯蓄部分に対しての運用利率)という状況です 。

 当座の支出を少なくしたい方は、戻り金などのある貯金としての保険という考え方を捨てて保険本来の原点に戻り、保障部分に限った掛金を支払えば安く済みます。

  ポイント2  但し保障部分に限った保険でも、90歳や100歳といった非常に長い期間の定期保険並びに保障額が一定期間ごとに逓増する逓増定期保険は、途中で解約すれば戻り金があるわけですが、戻る保険と言っても自分が掛けた掛金の前払い保険料が戻るというだけです。
*  よって、契約当初から前払い保険料を含んだ掛金を支払いますから、10年ぐらいの定期保険と比較すると高い掛金を支払うことになり、 当座の支出を減らしたい方には合わない保険となります。
  ポイント3  生命保険の支払掛金で最も大きな割合を占める病気死亡・保障額について、子供 が20歳位になる迄に掛かる養育費などを時々計算して減額見直しを行えば、掛金はけっこう下がります。

なお通常の累積養育費は、子供が0歳の時が最も高く成長に従い毎年下がっていきます。
(ライフプラン上は、逓減定期保険が妥当!)
 掛金は、全労済や県民共済(生協)などを参考にすると良いでしょう。


A. 本当に必要な保障額は・?
  遺族年金がいくら貰えるかを考慮して、保障額を計算します。

   例えば、高校生以下の子供が2人いる妻の場合 

(注)遺族基礎年金は、子供が18歳になるまで支給され、その後終了。
   
子供2人加算
(3人目から75,400円)
786,500
226,300×2人
1,239,100円
(例)死亡した夫40歳の給料が、
   月額30万円だった場合・概算
50万円
年間合計 1,739,100円
 
 この例では年間170万円程の遺族年金となりますので、この公的保障や今後の年間生活費等を考慮して、病気死亡の保障額を決め ます。


B. 配偶者の病気死亡・保障額
 
*  例えば奥さんの生命保険の場合は、残された遺族がどのぐらいその保険金に依存した生活になるかにより保障額が決まります。
*  もし奥さんの病気死亡・保障額を少なくして、入院給付金やケガ・事故の保障を中心に加入れば掛金を安くできます。


C. 子供や独身者の病気死亡・保障額
 
*  子供の保険は、病気死亡・保障額を無くすか少なくして、むしろケガや事故保障に重点を置いた障害保険に加入すれば掛金を安くできます。
*  なお独身者が自ら掛けている死亡保険金は誰が受取るのかを考え、その受取人がどのぐらいその保険金に依存した生活になるかにより保障額が決まります。
*  もし病気死亡・保障額を少なくして、自分のケガや病気の時に備えた入院給付金などを中心に加入すれば掛金は安くできます。


D. 個人年金
 
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